ゲームでやってはいけない表現
ゲームの表現について
「日本では問題無い表現が他の国ではダメでデータ修正をした」
「CERO・Aにするため原作より布面積を増やした」
という記事を見たことは無いでしょうか?
ここのページでは「ゲームの表現規制・レーティングに引っ掛かりがちな表現」を
比較的わかりやすい実例でまとめ
ゲーム制作者の方がここを見て
みだりに不健全な表現をしない
事前にダメな表現を避けられる事を目標とします。
暴力
人体をバラバラにするとCERO:Z
バイオハザード7は表現の違いで3バージョンあります。
国内でレーティング「D」「Z」の2つと
「北米版」合計3つのバージョンがありそれぞれ暴力表現が違います
表現の激しさは北米>Z>Dの順です。
バージョンの分かれ目をざっくり分けると以下の通りです。
・血の色、量
・人体切断の有無、シーン数
・切断面をハッキリ見せるか灰色で潰すか
国内で「D」として売りたい場合
「切断を見せるのはダメ」となります。
(DとZでは宣伝に出せるメディアに違いがありますのでD版をわざわざ作っていると考えられます)
貫通させる所を見せるとCERO:Aは無理
CERO:A 全年齢対象
CERO:B 12才以上対象
「ヒーロー物」「少年漫画」といった小学生以下を主なターゲットするゲームは
自然とAにならないといけなくなります。
ゲームは自キャラを操作するからなのか
ハッキリとした理由は未だに説明はありません。
子供対象の原作でやった表現も
あの手この手で隠しています。
仮面ライダークウガの必殺技「カラミティタイタン」が差を感じやすいと思います。
原作では
剣を腹に突き刺し貫通させます。
ゲームでは
突き刺した所を映さないかったり
剣を貫通させずに突き飛ばします。
ドイツとオーストラリアは日本より厳しい
バイオ7の例から見て日本は暴力表現に厳しめですが
ドイツやオーストラリアはさらに厳しいです。
日本のゲームも出血表現を全カットされたケースもあります。
ドイツでの他の修正例
・血の色を赤以外に変更
・人体がバラバラにならない
・死体のラグドール(物が当たると動く)表現のカット
・生き物が「ロボット」という扱いになる
・敵が死なず、降参のポーズを取る。
性
布面積のA修正
有名どころではスマブラの修正が分かりやすいでしょう。
ゼノブレイド2のキャラは成人向け漫画家の方がキャラデザインをされていて
女性キャラはそれなりの肌の露出があります。
結果CERO:C になっています。
ゼノブレイド2のキャラの絵をスマブラに出すときCERO:A向けの修正がされました
胸や股間辺りの肌を隠すような修正です。(下の落書きのような感じです)
女性キャラの「胸の谷間、股間」辺りが簡単に見える格好をしていると
CERO:Aには出来ないようです。
LGBTを認めていく流れがある
同性愛等のLGBTのキャラクターについて差別的な表現をすると
苦情が来るケ-スが出てきています。
トモダチコレクション新生活で同性婚出来る出来ないで問題になり始め
最近のファイアーエムブレムでは同性婚が出来るようになっています。
最近の問題なので他と比べると現状は問題件数は少ないです。
(世界で売る任天堂ゲームに集中)
ですがキャラ付けやストーリー面に関わる方は
軽く扱わないようにしましょう。
・キャラクリエイトが出来るゲームは
全ての肌の色を選択できるようにする
・結婚要素があるゲームは同性婚を認める
・LGBTに当てはまるキャラに気安く差別的な表現をしない
以上の気配りが必要となります。
国
中国ではガイコツは禁止
海賊のドクロマークもダメらしいです。
近年アプリを初めから中国向けにも作る動きが多いので
良く使われる記号には注意を払う必要がありそうです。
ドクロの修正例
・骨が見えているキャラは肌を付ける
・骨に布をかぶせて隠す
宗教
シンボル気安く使うと海外で怒られる
日本のゲームは宗教・歴史関係の事は割とやりたい放題です。
ただそのノリをそのまま海外に出すとよく怒られます。
ポケモンやストリートファイターといった有名どころは
特に言われています。
怒られた事
・ポケモンカードの無色タイプがダビデの星(イスラエルの国旗のマーク)に似ているので
アラブ系の国の一部で販売停止
・スト5の曲の一部が「コーランの朗読っぽい音が聞こえる」という事で批判される
(昔、格闘超人というゲームでも似た理由で販売停止にまでなった)