カメラも芝居をする

カメラワークを作っている時にこんなフィードバックを受けたことが無いでしょうか?

「迫力、臨場感を出してくれ!」

これだけだと具体的でないので
実際のカメラワークに反映させる時困ってしまいますね?

そんな時は
「自分がカメラマンとして被写体を撮っている」
状態をイメージしてカメラを動かしてみてください。

具体的に意識することは以下の通りです。

具体的に意識することは以下の通りです。
・速く動く被写体を遅れて追いかける
・画面内の衝撃がカメラに届くまでリアクションしない
・並走する時は走って追いかける揺れを加える

実際に
「被写体の動きを遅れてカメラを動かして」
「画面内の衝撃がカメラに届くまでリアクションさせない」
動画を比較してみましょう

続いて「遅れがない」カメラです。

どうでしょうか?

重い球を
2.3コマずらしているだけですが
自然な見た目になっているはずです。

もう一つ例を挙げます。
動物番組のチーターが出ている所を想像してください。が
全力疾走のシーンは迫力を感じ獲物を捕まえられるのか?
ハラハラするところでもあります。

その迫力の元は
カメラマンが必死にチーターを追いかけるカメラワークにから来ています。

ピッタリフレームに収めすぎると
「被写体の動きを予知している」ことになります
それが不自然な動きになり
違和感に繋がります。
結果、気が散り
迫力、臨場感をなくしてしまうのです。

なので迫力を出すために
カメラマンになって必死に被写体に追いつく動きを演じてみてください。

演出

Posted by surehan