ビデオゲームのカミテ、シモテについて例外と理由
■いきなり!答え
「遊びの主役」を右手側に置きましょう!
※詳しくは下へ
映像、舞台、TVショー、本、絵画全てに上手(カミテ)、下手(シモテ)というものがあります。
大抵は
右手側が上手で「主役、見せたい被写体」を置き
左手側が「脇役、ガヤ、主役を立てる被写体」を置くというやつです。
![](https://hammassive.net/wp-content/uploads/2020/02/kmt.jpg)
なぜ右手側に主役なのかと思いませんか?
調べれはいろんな説がありどれも説得力があります。
※個人的には
「人間の心臓が左にありバランスを取るために長く見る主役を右に置き、結果安心感が出る」が
腹落ちしています。
ただ
ゲームに置き換えると話は変わってきます。
プレイヤーの操作が入ってくるからです。
操作の影響でプレイヤーが関わるキャラを左右どちらに置くか
タイトル毎に違いが出ています。
サイドビューのゲームで
ザックリ分けると以下のような傾向があります。
■上手(右手側)
・コマンド選択式RPG(2D時代のFF等)
・バトル自体は見ているだけのゲーム(スパロボ等)
![](https://hammassive.net/wp-content/uploads/2020/02/pc_r.jpg)
■下手(左手側)
・ジャンプアクション(マリオ等)
・格闘ゲーム(スト2等)
・シューティングゲーム(グラディウス等)
![](https://hammassive.net/wp-content/uploads/2020/02/pc_l.jpg)
気が付いたでしょうか?
「プレイヤーの操作が激しいかそうでないか」でスッパリ分かれています。
(他にもスクロールの有無があります)
下手側にプレイヤーを置く理由としては大まかにまとめると2つです。
・操作キャラとの一体感出し
キャラを動かすのはコントローラーの左手側だから
・敵を見やすくさせる効果出し
アクション要素の強いゲームは敵側の方に注目する。
注目するキャラが上手にいた方がゲームとして親切になるから
![](https://hammassive.net/wp-content/uploads/2020/02/stg.jpg)
ゲームキャラの上手と下手の典型的な分類と理由は以上です。
ゲームデザインする方意識しておくと
「はっきり言えないけど気持ち悪い」という感想が出ないゲームに
一歩近づきます。
ここからが本題の例外についてです。
一部では
「RPGだけど下手にプレイヤー」
「アクションだけど上手にプレイヤー」
という上に書いた話と違うゲームもあります。
違うけど理由に筋が通っているタイトルを挙げていきます。
・2Dテイルズシリーズ(下手にプレイヤー)
これまでの流れに当てはめれば逆にする理由は簡単です。
「アクション要素が強い」からです。
ちゃんと考えて上手下手を利用した結果
人気になり、シリーズは現在でも残り
他の「サイドビューアクションRPG」でも
下手にプレイヤーが置かれる結果に繋がっています。
(アプリのグリムノーツとか)
RPGはやりたいこと次第で上手も下手も成功作はあります。
ただアクションになると成功作らしいものは見なくなります。
80年台は実験的(?)にいくつかありますが
・スカイキッド
・バルーンファイト(のバルーントリップ)
上手を徹底しているのは有名どころでこのくらいです。
ステージによって上手にプレイヤーが置かれるタイトルもありますが
ゲームの舞台の都合でそうなっているだけの印象です。
(悪魔城ドラキュラ、スパルタンX)
プレイヤーを上手に固定したアクションが浸透しなかったのも
下手に敵がいると動きが分かりにくくなる影響で
気持ちよさが大事のアクションゲームに向かなかったからでしょう。
![](https://hammassive.net/wp-content/uploads/2020/02/kk.jpg)
■改めて結論
ゲームの上手下手に何を置くか
「ゲームのジャンル」「何が主役か」の2つの基準で決めましょう。